Katha Kalia
[ 8月5日 ロイター] - 米国防総省は火曜日、重要鉱物の中国への依存を減らすためにスカンジウムの国内供給を増やすため、NioCorp Developments NB.Oの一部門であるElk Creek Resourcesに最大1000万ドルを授与したと発表した。
マーク・スミス最高経営責任者(CEO)がロイターに語ったところによると、この資金は、ネブラスカ州にあるNioCorpのエルク・クリーク・プロジェクトの設計とプロセスの改善に役立てられる。
これには、硫酸プラントの計画を中止して1億ドルを節約することや、地下採掘用の完全電動ツインランプレールシステムに切り替えることなどが含まれ、プロジェクトの資本コスト11億4000万ドルから2億ドルを削減できる。
「掘削も冶金もすべて完了し、許可証もすべて取得しています。
「プロジェクトファイナンスの最終段階に入ったところです。それが終われば、建設を開始します」。
ニオコープの株価は 日中取引で7%近く上昇した。
米国は1969年以来スカンジウムを採掘していない。軽量金属であるスカンジウムは、防衛、航空宇宙、エネルギー産業で使用されるアルミニウム合金を強化するために使用されるが、世界的な供給のほぼすべてが中国、ロシア、ウクライナからもたらされている。
エルク・クリーク・プロジェクトは、ニオブ、チタン、その他のレアアースも対象としている。
国防総省は極超音速ミサイル計画の強化を望んでおり、同省は "極超音速ミサイルのニーズを満たすために米国のニオブを必要としている "とスミスは付け加えた。
ニオコープは、計画しているニオブの生産量の75%と、年間12トンのスカンジウムについて、拘束力のある長期契約を結んでいる。
また、ステランティス
米国防総省の助成金は、主要金属を海外サプライヤーに依存しないための、より広範な取り組み((link))の一環である。
「これは助成金であり、投資ではありません。
「米国政府の強力なバックアップと、ニオビウムとスカンジウムが防衛にとっていかに重要であるかを示すものです」。