Arsheeya Bajwa
[4日 ロイター] - 米データ解析企業パランティア・テクノロジーズPLTR.Oは4日、通期売上高見通しを引き上げた。今年に入り2度目の上方修正となる。企業や政府からの人工知能(AI)関連サービスへの持続的な需要を見込む。
株価は引け後の時間外取引で4%上昇した。同社はAI技術の普及と防衛技術への政府支出から恩恵を受けるとみられており、株価は今年2倍以上に値上がりしている。
2025年の売上高は41億4000万─41億5000万ドルと予想。従来予想は38億9000万─39億ドルだった。
LSEGがまとめたアナリストの平均予想39億ドルも上回った。
同日発表した第2・四半期決算は売上高が約10億ドルとなり、予想を上回った。米政府向け売上高が53%増の4億2600万ドルと、全体の42%以上を占めた。
同社は米企業からの売上高についても今年13億ドル超になるとの見通しを示し、従来のガイダンスだった11億8000万ドル超から上方修正した。
第2・四半期の調整後利益や、第3・四半期の売上高見通しも市場予想を上回った。
デビッド・グレーザー最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話会見で、採用プロセスの季節性から第3・四半期に経費が大幅に増加するとの見通しを示した。