[ 8月4日 ロイター] - バーテックス・ファーマシューティカルズVRTX.Oは月曜日、実験的な非オピオイド鎮痛剤の単独治療としての開発を継続しないと発表した。
同社によると、VX-993と呼ばれるこの次世代型薬剤は、48時間で痛みを74.5ポイント軽減したのに対し、プラセボ群では50.2ポイントの軽減であった。しかし、両群間の差は統計学的に有意ではなかった、とバーテックス社は付け加えた。
ウォール街のアナリストや投資家たちは、バーテックスが非オピオイドのJournavxだけでなく、疼痛治療薬も強化するこの試験結果を待ち望んでいる。
同社は、外反母趾切除術(外反母趾と足の骨の変形を矯正する手術)を受けた患者を対象に、急性疼痛の軽減を試験した。
その結果 、ほとんどの副作用は軽度から中等度であり、鎮痛剤に関連した重篤な問題はなく、一般的に安全であることが判明したと同社は述べている。
VX-993は、1月にFDAの承認を得たバーテックス社のJournavx((link))と同様、痛みの伝達に重要な役割を果たすナトリウムチャネルNaV1.8をブロックすることによって作用する。