[ 8月4日 ロイター] - スポティファイSPOT.Nは月曜日、スウェーデンの大手ストリーミング配信会社が利益率の改善を図るため、9月から一部の市場でプレミアム個人向けサブスクリプションの月額料金を値上げすると発表した。
同社の株価は約8%上昇した。同社の株価は今年に入ってから約40%上昇している。
南アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジア太平洋地域を含む市場では、月額料金が10.99ユーロから11.99ユーロ($13.86) に値上げされる。
スポティファイによると、加入者には来月中に値上げを説明するメールが届くという。
過去 (link)、ここ数年のコスト削減努力と相まって、同社は2024年に初の年間利益 (link) を達成した。
同社は第2四半期に月間アクティブユーザー数とプレミアム加入者数が増加したが、従業員給与に関連する税金の増加により、同四半期は損失を計上し、第3四半期の利益予想 (link)。
スポティファイは、収益化オプションを提供することでポッドキャスト・クリエイターを支援することを目的としたパートナー・プログラムを含め、加入者を引き付けるためにビデオ・コンテンツのライブラリを拡大している。
スポティファイ・パートナープログラムに参加するクリエイターの数は増加しており、その結果、プラットフォーム上の動画コンテンツは大幅に増加していると、ダニエル・エクCEOは以前ロイターに語っていた。
iPhoneメーカーがアプリ外購入で手数料((link))を請求することを禁じた判事の後、アップルAAPL.Oが米国でのアプリの更新を承認し、サブスクリプションの価格と外部支払いリンクを表示するようになったことも、ストリーミング配信会社にとって利益となっている。
Ek氏は、この変更が米国での「非常に前向きな上昇」につながったと述べた。同様のルールが欧州や英国でも採用されれば、スポティファイと他のアプリ開発者の双方にメリットがあるだろう。
(ドル=0.8650ユーロ)