[ 7月31日 ロイター] - アクティビスト投資家のカロネード・キャピタル・マネジメントは、現在進行中の衛星通信会社の戦略的見直しの一環として、バイアサットVSAT.Oに防衛事業の分割を促した。
衛星通信会社の株式2.6%を保有するカロネードは木曜日、株主への公開書簡の中で、防衛・先端技術((DAT))事業のスピンオフかIPOのいずれかを求めた。
この分割により、ヴィアサット株はイベント前に1株あたり50ドルから100ドルのレンジで取引される可能性がある、とカロネードは述べた。
バイアサットの株価は3.8%上昇した。
「DATの事業ラインは、重要かつ急速に成長している分野にまたがっていると考えている。DATの事業ラインは、重要で急速に成長している分野にまたがっていると確信しています。これは、市場シェアの拡大によってさらに強化され、アドレス可能な市場全体の成長を上回る成長を続けています」と、カロネードは書簡の中で述べた。
ヴィアサットは、ロイターのコメント要請に即座に応じなかった。
バイアサットの通信サービス部門の2025年度の売上は33億ドル、防衛部門は12億2000万ドルだった。
同社は、情報セキュリティ、サイバー防衛、宇宙・ミッション・システムの好調な2桁増に牽引され、2026年度の防衛部門の売上は10%台半ばの伸びを見込んでいる。
この展開を最初に報じたフィナンシャル・タイムズ紙によると、カロネードはヴィアサットへの出資を継続し、同社の負債のうち3000万ドルも保有しているという。