[ 7月31日 ロイター] - インターナショナル・ペーパーIP.Nは木曜日、段ボールと繊維包装製品の投入コストの高騰が痛手となり、第2四半期の利益がウォール街の予想を下回り、同社株は市場前の取引で7%下落した。
テネシー州に本社を置く同社は、英国のライバルであるDSスミスSMDS.Lを買収して以来初の四半期決算を発表したが、コスト上昇と欧州での需要の低迷により利益率が影響を受けたと述べた。
売上高で世界最大の包装会社であるインターナショナル・ペーパーは、生産性向上のため、米国と欧州の不採算施設を閉鎖し、繊維成型部門など一部の事業から撤退した。
また、投入コスト高騰の影響を相殺するために製品価格を引き上げている。
LSEGが集計したデータによると、6月30日に終了した3ヵ月間の調整後利益は1株当たり20セントで、アナリストの平均予想41セントを大きく下回った。
英国の包装会社であるモンディMNDI.Lの上半期の利益も、コスト増のため (link)、同社は今年いっぱいは厳しい経済環境が続くと警告している。
しかし、インターナショナル・ペーパーは、現在進行中の四半期では、世界的な収益と利益の増加を見込んでいる。
同社の第2四半期の純売上高は、前年同期比約43%増の67億7,000万ドルで、予想の67億1,000万ドルを上回った。