Sneha S K
[ 7月31日 ロイター] - シグナCI.Nは木曜日、薬局給付管理事業の好調に助けられ、第2四半期の利益についてウォール街の予想を上回った。
同社は、政府支援プランの医療費高騰が顕著なこの時期に、四半期決算を報告した最後の大手医療保険会社のひとつである。しかし、シグナはメディケア事業をヘルスケア・サービス社に売却し、薬局給付金と手数料ベースの商業保険への依存度を高めているため、業界全体のトレンドから身を守ることができた。
デービッド・コーダーニ最高経営責任者(CEO)は決算後の電話会見で、「当社は意図的に現在の状況に合わせてポートフォリオを構成している。「メディケイドやメディケアへのエクスポージャーはなく、エバーノースのサービス・ポートフォリオを通じてこれらの顧客にサービスを提供することにしています」。
メディケイドは低所得者向け、メディケア・アドバンテージは65歳以上または障害者向けである。
薬局給付管理事業を含むシグナのエバーノース・ヘルスケア・サービス部門の売上高は、当四半期に17%増の578億3,000万ドルであった。薬局給付管理事業は、雇用主や医療保険加入者に代わって、薬価や保険適用範囲についてメーカーと交渉する業務である。
しかし、同社はまた、今年から来年にかけてコストは高止まりすると予想しており、2026年の価格もそれに合わせて決定したと述べた。
医療費比率(保険料に占める医療費の割合)は83.2%で、前年同期の82.3%を上回った。シグナはこの上昇を、多額の保険金請求から雇用者を守るストップロス医療費の増加によるものだとしている。
同社の株価は午前中の取引で6%下落した。
ベアードのアナリスト、マイケル・ハ氏は、株価の下落はストップロス懸念を反映している可能性があるとしながらも、この反応は「行き過ぎ」だと指摘した。
シグナは2025年の医療保険比率を83.2%から84.2%と予想しており、第3四半期の比率はこの範囲の上限となる見込み。
LSEGがまとめたデータによると、第2四半期の調整後1株当たり利益は7.20ドルで、アナリスト予想の7.15ドルを上回った。
同社は、アナリストが一株当たり29.68ドルと予想しているのに対し、少なくとも一株当たり29.60ドルという年間調整後利益予想を維持した。