Harshita Mary Varghese
[ 7月31日 ロイター] - コムキャストCMCSA.Oは木曜日、「エピック・ユニバース」の5月のデビューに端を発したテーマパークの入場者数の急増、国内ワイヤレス事業の成長、ストリーミング収益の急増により、四半期収益と利益の予想を上回った。
セントラルフロリダのアトラクション (link)、第2四半期のテーマパーク売上を約19%増の23億5000万ドルに押し上げた。
推定70億ドルの投資となるこのパークは、コムキャストの成長に貢献する6つの分野のひとつである。
同社の株価は取引開始直後に3%上昇した。
ドリームワークスのアニメ映画「ハウ・トゥー・トレイン・ユア・ドラゴン」の実写版リメイクは全世界で約6億ドルの興行収入を記録し、同スタジオの4-6月期売上を8%押し上げた。
ピーコックのストリーミングサービスは、2024年7月に実施された値上げを反映し、約18%改善し、12億3,000万ドルの収益を計上した。
ピーコックはリアリティ番組「ラブアイランドUSA」などのヒットにより、有料会員数4,100万人を維持した。同部門の損失は前年同期の3億4800万ドルから1億100万ドルに縮小した。
コムキャストは、今年後半のNBAバスケットボールの試合開始をピーコックの加入者増の大きな原動力と位置づけている。
LSEGがまとめたデータによると、コムキャスト全体の売上は303億1000万ドルで、予想の298億1000万ドルを僅差で上回った。
調整後の一株当たり利益は1.25ドル(予想1.18ドル)。
同社は新たに37万8000人のワイヤレス電話顧客を獲得し、四半期ベースで過去最高となった。
Xfinityブランドのインターネットとケーブル・サービスを提供するコムキャストは、第2四半期にブロードバンド顧客を22万6千人減らし、ファクトセットが予想した25万5千人減を下回った。
PPフォーサイトのアナリスト、パオロ・ペスカトーレ氏は、「コムキャストにとって、明るい兆しはあるが、ブロードバンド・サービスの完全な刷新には時間がかかるし、これまでにもかなり時間がかかっている」と述べた。
現在進行中のブロードバンド事業の赤字を補うため、コムキャストは家庭用インターネット、モバイル、エンターテインメント・サービスを組み合わせた簡素化されたオールインクルーシブ・パッケージを提供している。
コムキャストは、新規インターネット顧客の約半数が5年間の価格ロック保証を選択していると述べた。