[ 7月30日 ロイター] - 産業用ソフトウェア・メーカーのPTCPTC.Oは水曜日、設計ソフトウェア製品への旺盛な需要に助けられ、年間見通しを上方修正し、第3四半期の収益についてウォール街の予想を上回った。
ボストンに本社を置く同社の株価は、取引終了後に3.2%上昇した。
デジタル化と人工知能ブームへの参入を目指す企業は、製品の設計・製造・保守を支援するPTCのソフトウェアに注目している。
PTCはまた、ワークフローの自動化に多額の投資を行っている顧客からの需要増加の恩恵も受けている。同社の製品ライフサイクル管理(PLM) ソフトウェアは、顧客が開発時間、コスト、品質を改善するのに役立っている。
「マクロ経済情勢は依然として当社顧客にとって不確実性をもたらしていますが、最大の混乱期は過ぎたと認識しており、第4四半期を通じて生産性の高い顧客との関係を築いていきたいと考えています」と、ニール・バルアCEOは述べています。
PTCは現在、年間売上高を24億5,000万ドルから26億3,000万ドルの間と予想しており、これは以前の予想である24億5,000万ドルから25億7,000万ドルの間から増加した。
調整後の一株当たり年間利益は6.63ドルから7.03ドルとなり、これも前回予想の5.80ドルから6.55ドルを上回る。
LSEGがまとめたデータによると、6月30日に終了した第3四半期の売上高は6億4390万ドルで、アナリスト予想の5億8290万ドルを上回った。
調整後の利益は1株当たり1.64ドルで、予想の1.21ドルを上回った。