[ 7月30日 ロイター] - Eコマース企業のイーベイEBAY.Oは水曜日、第3四半期の収益をウォール街の予想を上回ると予想し、コレクターズアイテムへの旺盛な需要とポケモンカードへの再関心に助けられ、収益予想を上回った。
EBayは、関税やマクロ経済不況による製品価格の上昇という環境下でも十分に戦えるだろう、とアナリストは述べている。
同社は、米国の中古アパレルを含む重点カテゴリーを拡大しており、大規模な電子商取引の垂直方向の1つでボリュームを加速させるのに役立つ可能性がある。
ペギー・アルフォード最高財務責任者(CFO)は決算後の電話会見で、「EBayの年間および四半期見通しは、"最小限の "例外を含む関税政策に関するさまざまなシナリオを想定している」と述べた。
ドナルド・トランプ大統領は水曜日、800ドル以下の小包を関税をかけずに米国に発送することを認めていたデ・ミニマム・エグゼンプション((link))を停止する大統領令に署名した。
LSEGがまとめたデータによると、EBayは第3四半期の売上高をアナリスト予想の26.6億ドルに対し、26.9億ドルから27.4億ドルと予想している。
また、魔法のような出品ツールや、5月に導入された、リアルタイムで超パーソナライズされた商品のピックアップとガイダンスを提供するショッピングエージェントなど、AIも活用している。
「第2四半期の米国のマクロ環境は予想以上に良好だった。関税の発表や輸入品の最低価格規制の撤廃にもかかわらず、消費者の需要は持ちこたえました」とジェイミー・イアノンCEOは電話会見で述べた。
イーベイは、当四半期は「欧州のマクロ環境に意味のある改善」は見られなかったと述べ、同社がさまざまな取り組みに投資していることが、こうした傾向の一部を相殺するのに役立ったと付け加えた。
6月30日に終了した四半期、イーベイ社の売上高は27億3000万ドルで、予想の26億4000万ドルを上回った。
マーケットプレイスで販売された商品とサービスの総額を示す主要指標である商品総売上高は、6%増の195億ドルだった。
四半期調整後の1株当たり利益は1.37ドルで、コンセンサス予想の1.30ドルを上回った。