Nathan Gomes
[ 7月30日 ロイター] - ハーレーダビッドソンHOG.Nの株価は、関税と需要鈍化の逆風を乗り切りながら債務残高の削減を目指す同社が、KKR.NとPIMCOに50億ドル超相当の融資を売却すると発表したことで、水曜日に20%以上急騰した。
しかし、二輪車メーカーの 四半期利益は 予想を下回り 、関税の影響で年間予想も据え置かれた。
「EPSの未達にもかかわらず、投資家はポジティブな取引面に注目したため、株価は市場前に高値で取引された。CFRAリサーチのアナリスト、ギャレット・ネルソン氏は「取引はプラスだが、HOGは大きな逆風に直面している」と述べた。
ハーレーはこの取引で4億5000万ドルの負債削減を計画しており、同時に金融部門の完全支配と過半数の所有権を保持する。
今年後半に完了する見込みのこの取引は、12億5000万ドルの現金を生み出すだろう、と同社は付け加えた。
米国ではレジャー用自動車の需要が減少傾向にあり、不透明な経済状況の中で消費者は必需品以外の買い物を見直している。ハーレーはまた、最新の安全機能を備えた低燃費モデルを好む若いライダーの獲得にも苦戦している。
水曜日、ハーレーの伝統あるモーターサイクル・メーカーは、6000ドル以下のエントリー・プライスを目標に、米国および国際市場をターゲットとした小型の「スプリント」モデルの発売を決定した。
ロイターの計算によると、2月から現在までの間に、関税をめぐる不透明感から財務計画が狂い、100社近くの米国企業がガイダンスを取り下げたり、 (link)。
オートバイの「インディアン」ブランドを所有するライバルのポラリスPII.Nも、通期ガイダンスを保留した。
同社は5月、金融部門への投資について (link) を検討していると発表した。
ハーレーダビッドソンの第2四半期の利益は、前年同期の2億1800万ドル(1株当たり1.63ドル)から1億800万ドル(1株当たり88セント)に減少した。
LSEGがまとめたデータによると、アナリストの平均予想は1株当たり96セントだった。