[ 7月29日 ロイター] - パロアルトネットワークスPANW.Oが、イスラエルのサイバーセキュリティ企業であるサイバーアーク・ソフトウェアCYBR.Oを200億ドル以上で買収する方向で交渉中であると、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が関係者の話として火曜日に報じた。
サイバーアークの株価は約13%上昇し、パロアルトネットワークスの株価は約2%下落した。
カリフォルニア州サンタクララを拠点とするパロアルトネットワークスは、早ければ今週末にもサイバーアークの買収をまとめる可能性があるという。
サイバーアークはロイターの取材に対し、コメントを拒否した。パロアルトはすぐに回答しなかった。
大企業がセキュリティ・ツールへの支出を増やしているため、サイバーセキュリティ関連の取引は近年活発になっている。
グーグルの親会社であるアルファベットGOOGL.Oは3月、イスラエルのサイバーセキュリティ新興企業ウィズを約320億ドルで買収すると発表した (link)。
オールインワン・サイバーセキュリティ・プラットフォーム間の競争の激化は、業界を再編成し、いくつかの企業をより大きなライバルやプライベート・エクイティ企業にとって魅力的な買収対象にしている。
LSEGがまとめたデータによると、月曜日の終値時点で、サイバーアークの時価総額は193億ドルだった。