[ 7月29日 ロイター] - 特殊ガラスメーカーのコーニングGLW.Nは19日、人工知能を活用した光接続製品の需要に牽引され、第3四半期の中核売上高がウォール街の予想を上回ると予想した。
同社の株価はプレマーケット取引で約6%上昇した。
AIは、ケーブルやコネクターといったコーニングの製品の成長ドライバーとなっており、これらの製品は、膨大なコンピューティングとデータ伝送の需要をサポートするため、ハイパースケールデータセンターでますます使用されるようになっている。
コーニングのウェンデル・ウィークス最高経営責任者(CEO)は、「我々はまた、新規および既存の顧客が我々の大規模な米国の高度製造拠点(Advanced Manufacturing Footprint)を活用しようとしていることから、今後数カ月でさらなる成長の原動力が現れると期待している」と述べた。
ニューヨークを拠点とするコーニングは、携帯電話、タブレット、スマートウォッチ向けに割れにくいゴリラガラスも販売しており、アップルAAPL.OのiPhone 15とiPhone 15 Plusの背面用に、色を注入した耐久性のあるガラスを製造している。
今月初め、 (link)、EUの反トラスト法規制当局は、コーニングが携帯電話メーカーやガラス加工会社との独占契約を放棄し、8ヶ月に及ぶ調査に終止符を打ち、制裁金の可能性を回避するために購買条項を廃止するという申し出を受け入れた。
コーニングの最大部門である光通信部門の第2四半期の純売上高は15億7000万ドルで、前年同期比41%増となった。
LSEGがまとめたデータによると、同四半期の中核部門の売上高は、予想の38.6億ドルに対し12%増の40.5億ドルだった。
コーニングは、第3四半期の中核売上高を42億ドル程度と予想しており、予想の40億1000万ドルを上回る。
1株当たりの四半期コア利益は、予想61セントに対し、63セントから67セントを見込んでいる。