Jaspreet Singh
[ 7月29日 ロイター] - スポティファイSPOT.Nは火曜日、従業員給与に関連する税金の増加が音楽ストリーミング需要を上回ったため、四半期利益が予想を下回ると予想し、高騰していた同社の株価は11%下落した。
ここ数年の値上げとコスト削減努力により、2024年に初の年間利益((link))を達成した後、投資家はこのスウェーデン企業の収益性を注視している。
スポティファイはまた、加入者を惹きつけるためにビデオ・コンテンツのライブラリーを拡大しており、この賭けによって過去12ヶ月で株価は2倍以上になった。しかし、株価の上昇により、従業員の報酬に関連する給与税が跳ね上がり、利益を妨げている。
こうした税金は社会負担金と呼ばれ、第2四半期には総額1億1600万ユーロ((1億3362万ドル))。そのため、スポティファイは1株当たり42セントの損失を計上した(前年同期は1.33ユーロの利益)。
同社は第3四半期もこの傾向が続くと示唆し、4億8500万ユーロの営業利益を予想している。LSEGがまとめたデータによると、これはアナリスト予想の5億6200万ユーロを下回っている。
スポティファイの売上高予想42億ユーロも予想の44億8000万ユーロを下回ったが、月間アクティブユーザー数(MAU) 予想7億1000万人は予想通りだった。プレミアム加入者数は500万人増の2億8,100万人で、Visible Alphaの予想2億7,900万人を上回った。
同社は、ポッドキャストネットワークのギムレット・メディアとアンカーFMを買収した後、2020年にビデオポッドキャスト((link))への投資を開始した。昨年、ポッドキャスターのジョー・ローガンと新たに複数年契約((link))を結んだ。
「我々は現在、40万以上のビデオポッドキャストを追加している...より多くの人々がプラットフォーム上でビデオを消費している」とダニエル・エクCEOはロイターに語った。
スポティファイのプレミアム会員数は、第2四半期に12%増の2億7,600万人となり、Visible Alphaの予想2億7,300万人を上回った。MAUは1,800万人増加し、合計6億9,600万人となった。
売上高は10%増の41億9,000万ユーロとなったが、約440ベーシスポイントの為替の悪影響により、予想の42億6,000万ユーロを下回った。
(1ドル=0.8681ユーロ)