Ateev Bhandari Pritam Biswas
[ 7月25日 ロイター] - 米地方銀行のピナクル・ファイナンシャル・パートナーズPNFP.Oとシノバス・ファイナンシャルSNV.Nの株価は金曜日、投資家が合併による規制強化の可能性を嫌気し、下落した。
合併後の総資産は1150億ドルを超え、より厳しい規制の対象となる「大規模金融機関」に分類される基準を超えることになる。
アナリストによると、1,000億ドルのしきい値を超えることは、しばしば銀行の収益性に悪影響を及ぼすという。
「ジェフリーズのアナリストはメモの中で、「より広範なバランスシートへの影響は、同社の現在の予測では十分に捉えられていない可能性があり、収益性に対してさらなる逆風となる可能性がある。
「一般的にローンよりも利回りの低い、質の高い流動資産証券を増やす必要がある。
LSEGのデータによると、ピナクルを上回る資産を持つシノバスの株価は午前中の取引で12.7%下落し、時価総額の大きいピナクルも下落した。
金利低下と経済データの好結果への期待から、経営陣のセンチメントは改善し、米国の関税政策が取引きを保留した4月上旬から顕著に反転した。
アナリストたちは、ピナクルの決断のタイミングについては慎重な姿勢を崩していない。J.P.モルガンのアナリストは、「ピナクルの有機的成長モデルは、既存の戦略を混乱させるような取引を必要としないほど強力だった」と述べた。
一部のアナリストは、資産マークを超えることで、より強固なバランスシートのためのバッファーを提供し、経営効率を高めることができると述べた。
レイモンド・ジェームズのアナリストはメモの中で、「成長志向の2社が合併することで、成長著しい南東部の市場で長い歴史を持ち、門出から堅実なスタートを切ることができる」と述べている。
米銀のM&Aは、規制環境の緩和と 新たな合併審査プロセスに支えられ、今年後半に加速すると予想さ れる (link) 。