Juveria Tabassum
[ 7月24日 ロイター] - チポトレ・メキシカン・グリルCMG.Nの株価は木曜日、13%下落した。外食への消費支出の低迷が四半期売上高の予想以上の落ち込み((link))を招き、ボウルとブリトー・メーカーが年間売上高目標を下方修正したためだ。
消費者、特に低所得者層は、経済の先行き不安やインフレの長期化により、消費パターンをより見極めるようになり、家庭で食事を作ることが増えている。
チポトレは、年間既存店売上高が前年同期比でほぼ横ばいになると予想している。
TDコーウェンのアナリスト、アンドリュー・チャールズ氏はメモの中で、「第2四半期の売上未達と年間ガイダンスの引き下げは、実行上の不手際というよりも、マクロ的な逆風を反映したものだと考えている」と述べた。
チポトレは、デジタル・マーケティングとソーシャル・マーケティングの強化、ロイヤリティ・プログラムによるプロモーションの強化に注力し、需要の取り込みを図った。
モーニングスター・リサーチのアナリスト、ダン・スー氏は、「同チェーンは、トラフィックと消費額の伸びを促進するために、マーケティング、メニューの革新、リワードプログラムにさらに投資する必要があるだろう」と述べた。
過去2年間、レストランやファストフード・チェーンがサプライチェーン・コストの上昇を考慮し、メニュー価格が急騰していたにもかかわらず、同社は値上げのターゲットを絞ってきた。
RBCのアナリスト、ローガン・ライヒはメモの中で、「我々は、チポトレがファストカジュアルにおいて価格決定力を持っていると引き続き考えている」と述べた。
Placer.aiのデータによると、4-6月期、ファストカジュアルレストランへの来店の4分の1以上がチポトレによって獲得され、2019年初頭の20.3%から上昇した。
チポトレのフォワード株価収益倍率(株式評価の一般的なベンチマーク)は46.65倍で、マクドナルドの26.31倍、ドミノ・ピザの27.25倍と比較している。