[ 7月24日 ロイター] - 米防衛関連企業のL3ハリス・テクノロジーズLHX.Nは24日、地政学的緊張が高まる中、堅調な需要に牽引され、第2四半期決算の年間見通しを上方修正し、ウォール街の予想を上回った。
同社の株価はプレマーケット取引で2%上昇した。
長引くロシア・ウクライナ戦争や中東情勢の緊迫化に直面し、武器や軍事機器への需要が急増しており、L3ハリスやライバル企業の売上を押し上げている。
対戦車用ジャベリン・ミサイル・システムの固体ロケット・モーターを製造している同社は、年間売上高を217億5000万ドル程度と予想しており、事前予想の214億ドルから217億ドルへと上方修正した。
調整後の年間利益は1株当たり10.40ドルから10.60ドルと、従来予想の10.30ドルから10.50ドルから増加すると予想。
LSEGがまとめたデータによると、第2四半期の調整後利益は1株当たり2.78ドルで、予想の2.50ドルを上回った。
防衛請負業者の売上高は2.4%増の54億3000万ドルで、予想の53億2000万ドルを上回った。