tradingkey.logo

米ベライゾンが通年利益予想の下限引き上げ、人気プランや税制の恩恵で

ロイターJul 22, 2025 4:51 AM

- 米通信大手のベライゾンVZ.O は21日、2025年通年の調整後利益が前年比で1―3%増えるとの見通しを示し、横ばいから3%増になるとしていた従来予想からレンジ下限を引き上げた。

顧客つなぎ止めのために導入した「料金固定保証」や家庭用インターネットとモバイル通信をセットで提供するパッケージプラン(ブロードバンド・ワイヤレス・バンドル)などの高い人気や、トランプ米大統領肝いりの税制・歳出法施行の恩恵を受けると見込まれるのが要因。

同時に発表した25年第2・四半期(4―6月期)の売上高は345億ドルとなり、LSEGがまとめた市場予想の337億4000万ドルを上回った。調整後の1株当たり利益も1.22ドルと予想を超えた。携帯通信サービス収入が前年同期より2.2%伸びたのが業績を押し上げた。

ベライゾンの株価は21日に前週末比で3.5%上昇した。

トニー・スキアダス最高財務責任者(CFO)は、税制・歳出法に盛り込まれた特定設備投資の全額即時償却制度の恩恵で25年通年のフリーキャッシュフロー(FCF)が15億―20億ドル押し上げられると説明。25年通年のFCF見通しを195億―205億ドルとし、従来予想の175億―185億ドルから引き上げた。

ただ、1月の値上げに伴う顧客離れが響き、第2・四半期の携帯通信加入件数は約9000件減った。ファクトセットのアナリスト調査では1万3000件増を予想していた。

第2・四半期のブロードバンド加入件数は29万3000件の純増となった。

免責事項:本サイトで提供する情報は教育・情報提供を目的としたものであり、金融・投資アドバイスとして解釈されるべきではありません。

関連記事

tradingkey.logo
tradingkey.logo
当社が提供する日中データはRefinitivより配信されており、同社の利用規約が適用されます。終値データ(過去・現在)についてもRefinitivより提供されています。全ての相場情報は現地取引所時間で表示されます。米国株式のリアルタイム最終取引価格はNasdaqを通じて報告された取引のみを反映しています。日中データは最低15分遅れ、または各取引所の要件に準じて遅延配信されます。
* 当コンテンツ(分析資料・取引戦略等)は第三者プロバイダーであるTrading Centralより提供されており、記載の見解は分析官の独立した評価及び判断に基づくものです。投資家個々の投資目的や財務状況は考慮されておりません。
リスク告知:当社ウェブサイト及びモバイルアプリは特定の投資商品に関する一般的な情報のみを提供しており、Finsightsは金融アドバイスや投資商品の推奨を行うものではありません。本情報の提供をもってFinsightsが投資助言を行っていると解釈されることはありません。
投資商品には元本割れを含む重大なリスクが伴い、全ての投資家に適するものではありません。なお、過去の運用実績は将来の成果を保証するものではありません。
Finsightsは、第三者広告主または提携先が当社ウェブサイト・モバイルアプリ上に広告を掲載することを許可する場合があり、これら広告主から広告への反応に基づく報酬を受けることがあります。
© 著作権: FINSIGHTS MEDIA PTE. LTD. 無断複写・転載を禁じます。
KeyAI