Aishwarya Jain
[ 7月18日 ロイター] - 3MMMM.Nは、米国と中国が貿易休戦に合意してから数週間後の金曜日、通期の利益予想を上方修正し、関税関連の2025年業績への打撃が小さくなると予想した。
米国と英国やベトナムを含む他の国々との合意を受けて貿易摩擦が緩和の兆しを見せるなか、企業は潜在的な財務的影響を再評価し始めている。
製薬大手のジョンソン・エンド・ジョンソンJNJ.Nは水曜日、今年の関税関連コスト予測 (link) を2億ドルに半減した。
3Mは、2025年の1株当たり純利益の予想を20セントから40セントから10セントに引き下げ、通年の調整後利益予想を従来の7.60ドルから7.90ドルから7.75ドルから8ドルに引き上げた。
同社は4月、免除前の関税による潜在的な年間影響額を8億5,000万ドルと見積もっていた。
3Mの利益予想引き上げは、同社の世界売上の約10%を占める中国が6月に米国との包括的貿易協定((link))に署名した後のことだ。
投資運用会社ニューバーガー・バーマンのシニア・リサーチ・アナリスト、エブリン・チャウ氏は、3Mの決算を受けて、第2四半期には産業関連企業の業績が上振れすると予想している。
「関税は予想以上に良かった。「と彼女は言う。"はっきりしないのは、企業がトップラインでアウトパフォームするかどうかだ。
3Mのアヌラグ・マヘシュワリ最高財務責任者(CFO)は、関税の影響は下半期にほとんど出てくると述べた。
年間利益に対する関税関連の打撃の約90%は下半期に予想される、と彼は付け加えた。3Mの株価は約2%下落した。
LSEGがまとめたデータによると、スコッチテープ・メーカーの第2四半期の調整後利益は、ウォール街の予想2.01ドルに対し2.16ドルだった。
四半期総収入は61億6000万ドル。アナリストの予想は61億1000万ドルだった。