Anuja Bharat Mistry
[ 7月15日 ロイター] - アルバートソンズACI.Nは火曜日、年間売上高予想を上方修正し、第1四半期の予想を上回った。インフレ圧力にもかかわらず、食料品店や薬局で必需品の安定した需要を確保するため、競争力のある価格戦略に傾注している。
他の小売セクターが需要の低迷に苦しむ中、アルバートソンズやクローガーKR.Nなどの米食料品店は、価値志向の買い物客を引きつけており、既存店売上高の年間見通しを上方修正した。
しかし、アルバートソンズの株価は、調整後の年間利益見通しを据え置き、第1四半期の売上総利益率は、配送・ハンドリングコストと投資の増加により、前年の27.8%から27.1%に低下したため、約6%下落した。
エバーコアISIのアナリスト、マイケル・モンターニ氏は、「主な懸念は、顧客価値提案に再投資し、競合他社との価格差を縮小する一方で、人件費を含む間接費のインフレを管理する同社の能力だ」と述べた。
小売大手のウォルマートWMT.Nを含む数社は、関税の圧力や不透明な個人消費のため、業績予想の発表を控えたり、下方修正したりしている。
アルバートソンズは、年間同一売上高の伸び率を、従来の1.5%から2.5%から、2%から2.75%と予想している。
小売価格を抑えるため、スーザン・モリス最高経営責任者(CEO)は決算後の電話会議で、ロイヤリティ・プログラムへの投資、ターゲットを絞ったプロモーション、プライベートブランド商品への注力を強化したと述べた。
第1四半期の既存店売上高は、前年同期の1.4%増に対し2.8%増となった。
「CFRA Researchのアナリスト、アルン・サンダラム氏は、「食料品店の薬局は、従来のドラッグストアの閉鎖から利益を得ている。
LSEGのデータによると、アルバートソンズの四半期売上高は248億8000万ドルで、アナリスト予想の247億3000万ドルを上回った。