[ 7月9日 ロイター] - エランコ・アニマル・ヘルスELAN.Nは水曜日、米国農務省((USDA))が、深刻な呼吸器疾患から犬を守る犬用インフルエンザ・ワクチンを承認したと発表した。
この動物用医薬品会社の株価は、取引開始時に1.5%上昇し14.75ドルとなった。
犬インフルエンザ・ウイルスはA型インフルエンザ・ウイルスによって引き起こされ、米国で犬に感染している2つの主な株はH3N2とH3N8である。このウイルスは、感染した犬が咳やくしゃみをしたり、吠えたりしたときに発生する呼吸器飛沫を介して感染する。
いわゆる 2価ワクチンであるTruCan Ultra CIVは、犬インフルエンザウイルスの主要な2つの株から犬を守るように設計されています。
メルク社のMRK.N Nobivac NXT Canine Fluも現在米国で承認されている犬用インフルエンザ・ワクチンであるが、 H3N2株のみを 対象としている。
同社によれば、エランコ社のワクチンは犬の肺を保護し、ウイルス排出の減少などの臨床症状を改善する効果があると いう。
現行の製品とは異なり、Elanco社のワクチンはH3N2型に感染した犬の肺に異常な斑点ができるのを防ぐ効果があることが示されたという。 また、野外安全性試験において、 このワクチンは 複数の犬種と 年齢において安全であることが判明した。
社会性犬、気道疾患の既往のある犬、ワクチン未接種またはワクチン接種が不完全な 犬がウイルスに感染するリスクが最も高かったとElanco社は述べている。