欧州企業の第2四半期は0.2％減益予想、関税影響で前週から悪化

Javi West Larrañaga　Marleen Kaesebier

[８日 ロイター] - ８日時点のＬＳＥＧのＩ／Ｂ／Ｅ／Ｓデータに基づく欧州企業の第２・四半期平均利益率の予想は前年比０．２％減で、１週間前にアナリストが予想した０．６％増から悪化した。米関税を巡る不確実性で事業計画の複雑化が続いている。

トランプ米大統領が２月中旬に「相互関税」の計画を発表する前の時点では、第２・四半期の利益は９．１％増と予想されていた。しかし数カ月にわたる貿易摩擦から企業の見通しが悪化している。

売上高の予想コンセンサスも悪化しており、アナリスト予想は先週の２．２％減から３．０％減となっている。

前年同期予想は増益率が３．０％増、売上高が０．８％減だった。