Neil J Kanatt
[ 7月8日 ロイター] - ウェンディーズWEN.Oは火曜日、カーク・タナー最高経営責任者(CEO)が、チョコレートメーカーのハーシーHSY.Nのトップに就任するため、1年余りでハンバーガーチェーンを去ると発表した。
ウェンディーズにとっては、マクロ経済の変動により家庭での食事が増える中、売上が伸び悩んでいる時期の変化である。同社の株価は今年31%近く下落している。
ハーシーは1月に (link)、7年以上CEOを務めてきたミシェル・バックが来年引退し、後任が決まり次第シニア・アドバイザーに移行すると発表していた。
タナー氏はウェンディーズを退社した1ヶ月後の8月18日にハーシーの後任に就任すると、両社は別々の声明で発表した。
ウェンディーズ社は、同社のCFOであるケン・クック氏を暫定チーフに任命したと付け加えた。
ハンバーガー・チェーンはまた、正社員のCEOを選出するための調査プロセスを開始し、8月8日に第2四半期の業績を報告する予定だという。
「コンシューマー・エッジ社のアナリスト、マイケル・ガンサー氏は言う。
このハンバーガー・チェーンはここ数ヶ月、主要な同業他社の業績を下回っており、成長を再活性化させる取り組みがまだ意味のある牽引力を得ていないことを示唆している、とガンサー氏は付け加えた。
タナー氏は、関税関連コストの上昇((link))や、個人消費の不確実性が高まる中、カカオ価格の高止まりを乗り切るため、リースのピーナッツバターカップメーカーに加わる。
彼は以前、ペプシコPEP.Oの北米飲料事業のCEOを務めていたが、2024年2月にウェンディーズのトップに移った。
モーニングスターのアナリスト、エリン・ラッシュ氏は、「ハーシーは困難に直面しているが......その船を安定させるために激変が必要だとは思わない」と述べ、ハーシーは有能な手に落ちているようだと付け加えた。
タナー氏のペプシコでの経験は、同社が不安定な海を航海する上で有益なはずだ、とラッシュ氏は言う。
ハーシーは7月30日に決算を発表する予定だ。
ハーシーの株価は約3%下がり、ウェンディーズの株価は横ばいである。