[ 7月7日 ロイター] - モリーナ・ヘルスケアMOH.Nは月曜日、年間利益予想を下方修正し、四半期収益が予想を下回ると警告した。
ユナイテッドヘルスUNH.NやセンティーンCNC.Nを含む大手医療保険会社は、過去2年間、予想を上回る医療費請求の波が押し寄せている。
政府が支援する高齢者や障害者向けのメディケアプランによる医療需要の増加や、メディケイドの受給資格の変更により、保険会社はより多くの病気の患者を抱えることになり、保険会社のコストは膨れ上がっている。
先週、センテネ社は (link)、業界データが同社予想収益の急減を示したため、2025年の業績予想を撤回した。ユナイテッドヘルスは5月、医療利用率の上昇による圧力を理由に、 (link)、年間業績予想を一時中断した。
LSEGがまとめたデータによると、低所得者向けメディケイド保険、メディケアプラン、マーケットプレイスプランを運営するモリーナは、第2四半期の調整後利益はアナリスト予想の6.21ドルを下回り、1株あたり約5.50ドルになると予想している。
「短期的な収益圧迫は、保険料率と医療費動向の間に一時的なずれが生じていると考えられるためです」と、ジョセフ・ズブレツキー最高経営責任者(CEO)は述べた。
目先の逆風にもかかわらず、ズブレツキーCEOは、メディケイド((link))に影響するトランプ政権の連邦予算変更案がモリナの長期的成長を損なうとは考えていないと強調した。
通期について、モリナ社は調整後の利益予想を1株当たり21.50ドルから22.50ドルに下方修正した。同社はまた、医療費は2025年後半も高止まりする可能性が高いと警告した。
J.P.モルガンのアナリスト、ジョン・スタンセルは、モリナがメディケイドやオバマケアに大きく依存していることから、投資家はすでに業績悪化に備えていたと指摘した。同社の株価は取引開始早々に約1%上昇した。
モリーナは7月23日に四半期決算を発表する予定である。