[ 7月3日 ロイター] - バイアウト 会社Thoma Bravoが、Olo OLO.Nを現金取引で約20億ドルで 買収することで合意したと、レストラン・ソフトウェアのプロバイダーである 同社が 木曜日に発表した。
Oloの株主は、この取引条件で1株当たり10.25ドルの現金を受け取ることになり、売却の可能性が報道される前の最後の取引日である4月30日の株価終値に対して65%のプレミアムがつくことになる。
ニューヨークを拠点とするOloは 、今回の買収により非上場企業となる。同社は、 プラットフォームと提供サービスの強化により、同社の成長を後押しすることが期待されるとしている 。
2005年に設立された同社は、世界8万8,000ヶ所、750以上のレストランブランドにデジタル注文、決済、顧客エンゲージメント・ソリューションを提供している。同社のウェブサイトによると、顧客にはデニーズ、P.F.チャンズ、ナンドーズ、コールド・ストーン・クリーマリーなどの人気チェーンが含まれる。
オーロは、2023年に11%の人員削減を発表したのに続き、昨年、損失を食い止めるために従業員の約9%を解雇した。その後、同社は収益性を改善し、1-3月期には181万ドルの純利益を計上した。
2024年12月現在の米国内の従業員数は617名。
運用資産約1,840億ドルを有するソフトウェアに特化した投資会社としては最大手であるトーマ・ブラボー社との取引は、2025年末までに完了する予定である。
オーロは、特定の状況下で取引が決裂した場合、7370万ドルの契約解除料を現金で支払う必要がある。ゴールドマン・サックスはOloの独占財務アドバイザーを務めている。