[ 7月3日 ロイター] - シノプシスSNPS.Oとケイデンス・デザイン・システムズCDNS.Oの株価は、米国が 中国へのチップ設計ソフトウェアの輸出規制 ( (link) )を解除し、世界トップ2の経済間の貿易緊張の緩和を示唆したことを受け、木曜日の市場前取引で急上昇した。
両社はドイツのシーメンスSIEGn.DEとともに、中国の顧客向けに電子設計オートメーション(EDA)(EDA) ツールへのアクセスを再開すると発表した。
シノプシスは米国市場で5.9%、ケイデンスは5.4%上昇し、シーメンスはフランクフルト市場で1.3%上昇した。
国営新華社通信の4月の報道によると、3社合計で中国のEDA市場の70%以上を支配している。
EDAソフトウェアは、スマートフォン、自動車、コンピュータ機器に使用される半導体の設計に不可欠である。
米商務省はまた、今年初めに課された中国へのエタン輸出に関するライセンス要件の撤回に動いた。
いずれの措置も、4月に中国がレアアースの輸出を停止したことを受け、ドナルド・トランプ大統領の政権下で開始された一連の貿易制限の一環であった。