[ 7月2日 ロイター] - マイクロソフトMSFT.Oは水曜日に、従業員の4%近くをレイオフすると発表した。人工知能のインフラに多額の投資を行う中、ハイテク大手がコスト抑制を図る中で、最新の人員削減となる。
2024年6月現在、全世界で約228,000人の従業員を抱える同社は、5月にレイオフを発表していた((link))。約6,000人が影響を受けた。特に営業部門で数千人の人員削減を計画していると、ブルームバーグ・ニュースが先月報じた (link)。
ウィンドウズ・メーカーは2025会計年度に800億ドルの資本支出を約束していた。しかし、AIインフラを拡張するコストの高騰が同社の利益率を圧迫しており、6月期のクラウド利益率は昨年より縮小する見通しだ。
マイクロソフトは2日、管理職を減らして組織の階層を減らし、製品、手順、役割を合理化する計画だと発表した。
シアトル・タイムズ』紙がレイオフについて最初に報じたのは、水曜日のことだった。これとは別にBloomberg Newsは、マイクロソフトのバルセロナにあるキング部門(ビデオゲーム「キャンディークラッシュ」を製造)が、従業員の10%、約200人を削減すると報じた。
マイクロソフトはロイターに対し、ゲーム部門がレイオフの影響を受けていることを確認したが、その大部分ではないものの、それ以上の詳細については明らかにしなかった。
人工知能に多額の投資を行っている大手テック企業も人員削減を発表している。
フェイスブックの親会社であるメタMETA.Oは今年初め、「最もパフォーマンスの低い従業員」の約5%を削減すると発表し、アルファベットGOOGL.Oのグーグルも過去1年間に数百人の従業員を解雇している。
アマゾンAMZN.Oも事業部門全体で人員削減を行っており、直近では書籍部門で行われた。同社はそれ以前にも、デバイス・サービス部門や通信部門の従業員を解雇している。
経済の不確実性とコスト上昇により、アメリカ企業では各部門でレイオフが行われている。 (link)、企業は業務の合理化を急ぎ、さらなるコスト上昇を回避しようとしている。