Christy Santhosh
[ 7月2日 ロイター] - センテネCNC.Nの株価は、 オバマケアの下でのコマーシャルプランからの収益低迷が予想されるため、2025年の業績見通しを撤回し、8年ぶりの安値で引けた。
この撤退は、加入パターンの変化と医療費の上昇という業界全体の苦境を強調した。業界の代表格であるユナイテッドヘルス (link) UNH.N も5月に年間見通しを中止していた。
水曜日、センテーンは110億ドルの市場価値を失い、同社株は40.37%安の33.78ドルで取引を終えた。
同業のユナイテッドヘルスとヒューマナHUM.Nの株価は3%から5%下落し、エレバンスELV.Nは11.5%下落、モリーナ・ヘルスケアMOH.Nは21.9%下落した。
J.P.モルガンのアナリスト、リサ・ギル氏は、他の医療保険会社がセンティーンと同様のリスクにさらされていると結論付けるのは時期尚早かもしれないと述べた。
「しかし、これは2025年にACAエクスチェンジのリスクプールの相対的な健全性が悪化していることを示すものと見ている」とギル氏は付け加えた。
同社は、市場成長の鈍化と、オバマケア(医療保険改革法)の下で同社の保険プランに加入する高リスク患者の増加を指摘している。この保険プランは主に、雇用者、低所得者向けのメディケイド、高齢者向けのメディケアのいずれからも保険に加入していない人々を対象としている。
これらのプランを提供する米国29州のうち22州からのデータは、同社のリスク調整収入が18億ドル減少し、調整後の一株当たり利益が2.75ドル減少することを示唆したと、同社は火曜日遅くに発表した (link)。
みずほ証券のアナリスト、アン・ハインズ氏は、セントーンの2025年の利益予想が少なくとも1株当たり7.25ドルに半減する可能性は「ゼロではない」と述べた。
この医療保険会社はまた、ニューヨークやフロリダなどの州でメディケイドの医療費が高騰していることを報告し、その結果第2四半期の医療費が増加する見込みであると述べた。
センテンの株価は、12ヶ月先予想利益の7.74倍で取引されており、ヒューマナの16.8倍、エレバンスの10.62倍と比較している。