[ 7月2日 ロイター] - センテーンCNC.Nの株価は、マーケットプレイスプランからの予想収益が急減したことを理由に2025年の業績見通しを撤回したため、水曜日の市場前取引で25%以上急落した。
同社は、医療保険会社が加入パターンの変化と医療費上昇に苦戦する中、5月に年間見通しを一時中断したユナイテッドヘルスUNH.N((link))に加わる。
低所得者向けメディケイドや高齢者向けメディケアの医療費上昇を指摘した同業他社とは異なり、センティーンは、一般にオバマケアと呼ばれる「医療費負担適正化法(Affordable Care Act)」の下、市場を通じて利用できるプランの弱さを挙げた。
火曜日遅く、 (link)、センテネ社は、これらのプランを提供している米国29州のうち22州からのデータから、同社のリスク調整収入が18億ドル減少し、調整後の一株当たり利益が2.75ドル減少したことを示唆したと発表した。これらの州を合わせると、同社のマーケットプレイス加入者の約72%にあたる。
みずほ証券のアナリストは、センテンの医療費増加について懸念を示した。
センテーン社が2025年に発表した1株当たり少なくとも7.25ドルの利益予想が半減する可能性は「ゼロではない」とみずほは述べた。
ユナイテッドヘルスとイレバンスの株価も、取引開始前にそれぞれ1.2%、3.8%下落した。
オッペンハイマー社のアナリスト、マイケル・ウィダーホーン氏は、「これは、マーケットプレイス事業における長年のアウトパフォームの逆転を意味する」と述べた。
しかし、ウィダーホーンは、「明るい兆しは、センティーンがこのトレンドをいち早く察知し、一時的な逆風にとどまることを期待している」と付け加えた。
センテーンはまた、ニューヨーク州やフロリダ州などでのメディケイド医療費、特に行動医療、在宅介護、薬剤費の高騰を報告し、その結果第2四半期の医療費が増加する見込みであると述べた。
ヒューマナHUM.Nの予想株価収益率16.8倍、エレバンスELV.Nの予想株価収益率10.62倍に対し、センテンの株価は12ヶ月先の予想利益の7.7倍で取引されている。