tradingkey.logo

JPモルガン、新興国株価指数の年末目標引き上げ 貿易懸念後退で

ロイターJun 27, 2025 1:36 AM

- JPモルガンは26日、MSCI新興市場(EM)株価指数.MSCIEF.dMIEF00000PUSの年末目標株価を1150から1250に引き上げた。割安感、ドル安、米貿易政策を巡る懸念緩和を理由とし、「オーバーウエート」の判断を維持した。

JPモルガンは「新興国市場における年初来の値動きは貿易摩擦が軸となっており、関税率が以前より高水準にとどまる可能性は高いものの、不確実性が低下するにつれ、年後半にはプラスのサプライズが生まれる余地があるとみている」と分析した。

EM指数は、トランプ米大統領による貿易政策への懸念から安全資産とされるドルを含む米国資産への信頼が低下したため、今年に入って13.5%上昇。ドル指数.DXYは10%下落している。

JPモルガンのアナリストはノートで、「米経済の状況は例外的成長でも景気後退(リセッション)でもなく、ドル安は続くとみている。これは長期的には資産分散につながり、小規模だったとしても新興国に大きな効果をもたらす可能性がある」と述べた。

このほかJPモルガンは、インフレ緩和と経済成長見通しの鈍化から、インドとチェコを除く新興国21カ国中19カ国が下半期に利下げすると予想。通貨面では、ブラジルレアルBRL=とメキシコペソMXN=が新興国市場で最も高金利の通貨にとどまるとの予想を示した。

免責事項:本サイトで提供する情報は教育・情報提供を目的としたものであり、金融・投資アドバイスとして解釈されるべきではありません。

関連記事

tradingkey.logo
tradingkey.logo
当社が提供する日中データはRefinitivより配信されており、同社の利用規約が適用されます。終値データ(過去・現在)についてもRefinitivより提供されています。全ての相場情報は現地取引所時間で表示されます。米国株式のリアルタイム最終取引価格はNasdaqを通じて報告された取引のみを反映しています。日中データは最低15分遅れ、または各取引所の要件に準じて遅延配信されます。
* 当コンテンツ(分析資料・取引戦略等)は第三者プロバイダーであるTrading Centralより提供されており、記載の見解は分析官の独立した評価及び判断に基づくものです。投資家個々の投資目的や財務状況は考慮されておりません。
リスク告知:当社ウェブサイト及びモバイルアプリは特定の投資商品に関する一般的な情報のみを提供しており、Finsightsは金融アドバイスや投資商品の推奨を行うものではありません。本情報の提供をもってFinsightsが投資助言を行っていると解釈されることはありません。
投資商品には元本割れを含む重大なリスクが伴い、全ての投資家に適するものではありません。なお、過去の運用実績は将来の成果を保証するものではありません。
Finsightsは、第三者広告主または提携先が当社ウェブサイト・モバイルアプリ上に広告を掲載することを許可する場合があり、これら広告主から広告への反応に基づく報酬を受けることがあります。
© 著作権: FINSIGHTS MEDIA PTE. LTD. 無断複写・転載を禁じます。
KeyAI