Mariam Sunny Padmanabhan Ananthan
[ 6月26日 ロイター] - シカモア・パートナーズに非公開化されるウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスWBA.Oは木曜日、店舗閉鎖などの コスト削減策に助けられ、第3四半期の利益がアナリスト予想を上回った。
この好業績は、ティム・ウェントワース最高経営責任者(CEO)が、複数の中堅幹部の解任、10億ドルのコスト削減、数千の不採算店舗の閉鎖計画などの施策を通じて、会社再建に取り組んでいることを裏付けている。
ウォルグリーンの株価は1%近く上昇した。
(link) 同社は3月、シカモア・パートナーズ(Sycamore Partners)により100億ドルで非公開化されることに合意した。買収は年内に完了する予定だ。
ブランド・コンサルタント会社リッピンコットのシニア・パートナーであるデイブ・メイヤーは、「ウォルグリーンが求めているのは、顧客にとってどのような 意義があるかを再定義することだと思います」と述べ、非公開化によって「短期的には大規模な投資を必要とするかもしれないが、長期的な方向転換が 可能になる」と付け加えた。
ウォルグリーンは、ライバルが保険や薬局給付管理など多角化する中で、薬局事業に注力してきた。
インフレに敏感な消費者は、 処方箋や洗面用具をアマゾンAMZN.OやウォルマートWMT.Nの安価な代替品にシフトしている。
経営陣はコスト管理の努力で市場の予想を上回っているが、「最終的には新たな成長源を見つけなければならないが、それはまだ見つかっていないと思う」とメイヤー氏は述べた。
LSEGがまとめたデータによると、米国の小売薬局部門の売上高は、アナリスト予想の290.1億ドルを上回り、約8%増の307.1億ドルとなった。同部門の既存店売上高は10.3%増加した。
調整後の1株当たり利益は38セントで、予想の34セントを上回った。