
Rashika Singh
[9日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスのアナリストらは6日公表したリポートで、米国の新規株式公開(IPO)が今年急回復し、IPOによる資金調達額は前年比4倍の1600億ドルと過去最高を記録するとの見通しを示した。
ゴールドマンは、IPOの件数も倍増して120件に達すると予想。経済成長率の改善、株価上昇、金融環境の緩和がIPOへの意欲を蘇らせるとしている。
年明けからこれまでに人工知能(AI)設備メーカーのフォージェント・パワーFPS.N、バイオ医薬品のアイコン・セラピューティクスEIKN.Oなど12社がIPOで計約50億ドルを調達した。
今年は実業家イーロン・マスク氏のスペースX、「チャットGPT」で知られるオープンAI、AI新興企業アンソロピックなど、一握りの超大型企業がIPOに近づいており、投資家の注目を集めそうだ。
アナリストによると、これらの企業の調達額は800億から2000億ドルに上る可能性があり、IPO市場全体のトーンを形成する可能性がある。
ただ、アナリストは年初にソフトウエア株が売り込まれたことでバリュエーションリスクが印象付けられたと指摘。このセクターは、予定されるIPOの約4分の1を占めていると指摘した。