
Harshita Mary Varghese Anhata Rooprai
[6日 ロイター] - 米国のビッグテックは人工知能(AI)に対する投資を倍増させる状況で今年の支出が急増すると予測した。こうした多額の投資がセクターの高水準の投資価値評価を正当化できるだけ十分な利益を生むかどうかを巡り投資家の精査が強まっている。
アルファベット、マイクロソフト、アマゾン、メタの各社は現時点で投資収益が支出の伸びに追い付いていないにもかかわらず、合計6300億ドル以上を今年主にAI分野に投じる見込みだ。
モルガン・スタンレーのアナリストは「投資家は現在、投下資本利益率に関する明確な見通しがない大規模な投資に寛容でない」と述べた。
以下に、各社の2025年10―12月期決算の状況をまとめる。
<設備投資>
かつてAI競争で出遅れているとみられていたアマゾンAMZN.Oが2000億ドルの支出を確保し、トップを走っている。アルファベットGOOGL.Oが最大1850億ドルとわずかな差で続き、メタMETA.Oは最大1350億ドルを予測している。
<クラウド収益>
米国の3大クラウドプロバイダーでこの四半期に最も高い成長を記録したのは、48%増を達成したグーグル・クラウドだった。
ビジネス規模は競合他社よりも小さいが最新のAIモデル「ジェミニ」に対する引きが強いため、一部のアナリストは「アルファベットがAIレースで首位に立った」と述べている。
クラウド最大手のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は24%の増収、マイクロソフトMSFT.Oのアジュールは39%の増収をそれぞれ報告した。
<利益のばらつき>
支出の増加がアマゾンとメタの利益成長の重荷となった。一方、マイクロソフトは過去2年間で利益が最も力強く成長した。
<時価総額の増加>
ジェミニに対する楽観的な見方と、ジェミニがアップルの刷新された音声アシスタント「Siri(シリ)」の基盤技術として採用されるというグーグルの契約もまた、アルファベットの株価を押し上げた。アルファベットの株価はこの数カ月間、ライバル他社を大きく上回る成績を見せている。