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中国・百度のAI半導体部門、香港上場計画との情報 直近評価約30 億ドル

ロイターDec 5, 2025 5:14 AM

- 中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)9888.HKの人工知能(AI)用半導体部門、崑崙芯が香港で新規株式公開(IPO)を計画していることが複数の関係者の話で5日までに分かった。崑崙芯は、最近完了した資金調達で210億元(29億7000万ドル)と評価されたという。

米国が先端半導体の対中国輸出規制を強め、中国は国産半導体の開発を推進している。こうした中、中国のAI半導体メーカーが上場に動いている。5日は画像処理半導体(GPU)を製造する摩爾線程(ムーアスレッド)688795.SSが上海証券取引所に上場。初値は公開価格の5倍以上となった。

ロイターが確認した投資資料によると、崑崙芯は2027年初頭までにIPOを完了させたい考え。関係者によると、早ければ26年第1・四半期にも香港証券取引所に上場申請することを目指すと説明している。

崑崙芯はまた、この半年間に実施した資金調達ラウンドで、中国の通信大手、中国移動系のファンドや個人投資家から20億元超を調達。同社の評価額は約210億元と、前回の資金調達(180億元)から上がったという。

崑崙芯は12年にAI半導体開発部門として設立された。主に百度に供給していたが、ここ2年間で徐々に販路を拡大した。

ロイターが確認した投資資料によると、今年の売上高は35億元以上に伸び、損益分岐点に到達する見込み。関係者は通年売上高の半分以上が外部販売になるとの見通しを示した。

免責事項:本サイトで提供する情報は教育・情報提供を目的としたものであり、金融・投資アドバイスとして解釈されるべきではありません。
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