
Petra Wischgoll Oliver Denzer Cassell Bryan-Low
[ドイツ、DAMP 11月26日 ロイター] - ドイツのメーカーがロイターに語ったところによると、ヨーロッパの2つの政府が軍事用の水中ドローンを購入することで合意した。
自律型の水中ドローンは、海底ケーブルの監視、潜水艦の活動の追跡、地雷の捜索など、さまざまな軍事利用に適していると専門家は言う。
しかし、1機数百万ドルもする高価なものである可能性があり、また長時間水中で運用するのは技術的に難しい。
ブレーメンに本社を置くユーロアトラス社は、欧州の防衛省と自律型水中ドローンの販売に関する最初の2つの契約を結んだとロイターに語った。
これまで報告されていなかった同社の無人機Greysharkの契約は、総額1億ユーロ以上((1億1600万ドル))に相当すると、ユーロアトラスのオイゲン・チエムニェフスキ最高経営責任者(CEO)はインタビューで語った。
彼は、両者が密接に協力していると述べただけで、どの国か特定することは避けた。
Ciemnyjewski氏は金曜日にドイツで行われたユーロアトラスのドローンの海上デモンストレーションで、ドローンは特殊な軍事用途に使用され、兵器化されることはないと述べた。詳細は明らかにしなかった。
ヨーロッパとアジアの他国からの関心
グレイシャークは中型の長距離自律型水中ドローンで、グループで使用することができる。ユーロアトラスによると、現在のモデルの最大飛行日数は5.5日で、水中で16週間過ごすことができるモデルを開発中だという。
Ciemnyjewski氏は、ヨーロッパやアジアを含む他の国からも関心を寄せられていると述べた。
海軍ドローンは、ウクライナとロシアの戦争、特に水面を移動するドローンに登場している。
ウクライナの安全保障局(SBU) は最近、最新版の水上ドローン「シーベイビー」 (link) を発表した。このドローンは、1500km以上の距離で運用でき、積載量も従来の約2倍の2000kgまで可能だという。
一方、NATO (link) 諸国は、重要インフラの保護を支援する任務の一環として、フリゲート艦や哨戒機に加え、海軍無人偵察機 (link) を配備したと発表した。
またオーストラリアは、 (link) 17億豪ドル(11億豪ドル) を、国防軍と米国の新興企業アンドゥリル・インダストリーズ社が開発した、監視と攻撃のための自律型海中ビークル「ゴースト・シャーク」のフリートに費やすと発表した。
(ドル=0.8642ユーロ)
(1ドル=1.5418豪ドル)