
[アムステルダム 11月3日 ロイター] - オン・セミコンダクターON.Oの最高経営責任者(CEO)は月曜日、オランダのライバル・チップメーカーであるネクスペリア製チップの供給不足の影響を受けている自動車関連顧客に対し、できる限り代替品を提供していると述べた。
「我々は同じ顧客を多く抱えており、できる範囲で顧客をサポートしている」と、ハッサン・エルクーリ氏は第3四半期決算報告後にアナリストに語った。 (link)
同氏は、オンセミは自社の製品ポートフォリオから顧客に製品を供給しており、製造計画を変更していないと述べた。
エル=クーリー氏はまた、危機の核心的な原因は、自動車業界とその直接のサプライヤーがチップの在庫を低く抑えすぎていることだと述べた。
「私はここ2年間、在庫が少ないと言い続けてきたが、サプライチェーンに何らかの問題があれば、連鎖反応が起こる。
自動車の電子システムに使われる基本チップの最大手メーカーであるネクスペリアは、現在進行中の (link)、企業間および地政学的紛争のために生産が縮小されている。その結果、自動車メーカーとそのサプライヤーは生産停止を警告している。
El-Khoury氏の発言は、もうひとつの自動車用チップメーカーであるSTマイクロエレクトロニクスSTMPA.PAの発言と重なる。STはNexperiaチップの代替チップを提供できるかとの質問に対し、ジャン・マルク・シェリーCEOは10月23日、アナリストに対し、COVID-19の大流行時に見られたチップ不足を受け、自動車業界の顧客が複数のチップ供給元を採用していることを踏まえ、「STマイクロはこのプロセスの一部である」と述べた。