
Milana Vinn
[ニューヨーク 10月29日 ロイター] - プライベート・エクイティ会社のフランシスコ・パートナーズは、デバイス管理ソフトウェア・プロバイダーのジャムフJAMF.Oを買収する契約に近づいていると、この問題に詳しい2人の関係者が語った。
Jamfの34%を所有するビスタ・エクイティ・パートナーズは、この取引の一環としてそのポジションから撤退する予定であると、情報筋は語った。この取引は火曜日に最終承認される見込みで、早ければ水曜日に発表される可能性がある、と情報筋の一人は付け加えた。
ジャムフ、フランシスコ・パートナーズ、ビスタ・エクイティの3社は、コメントの要請にすぐに応じなかった。
情報筋は取引条件の詳細については明らかにしなかった。Jamfの時価総額は火曜日の終値で約15億ドル。
ロイターは9月、同社が売却を検討していると最初に報じた (link)。
ビスタ・エクイティは2017年にジャムフの株式の過半数を取得した。ビスタ・エクイティは2017年にJamfの株式の過半数を取得し、同社の新規株式公開に伴い保有株式の一部を売却した。
この取引は、ジャムフの株主にとって厳しい状況に終止符を打つことになる。同社の株価は2020年7月のIPO以来65%急落し、過去12ヶ月で約32%下落している。
ミネアポリスに本社を置くJamfは、ITチームがマックブック、iPad、iPhoneを含むアップル製デバイスを大規模にリモート管理できるようにするデバイス管理とセキュリティ・ソリューションを提供している。
第2四半期には前年同期比15%増の1億7550万ドルの売上を計上し、通期のガイダンスも上方修正したにもかかわらず、Jamfは収益性の達成に苦戦している。