
[ワシントン 7日 ロイター] - 米国防総省は海軍の次世代ステルス戦闘機を設計・製造する防衛企業を今週中にも選定する見通しだ。米政府高官と関係者2人が明らかにした。
この決定はヘグセス国防長官が3日に下したという。これにより数カ月遅れで選定が行われることになる。
「F/A-XX」と呼ばれる次世代ステルス機の製造を巡っては、米航空機大手ボーイングBA.Nと防衛大手ノースロップ・グラマンNOC.Nが競争している。この新型空母艦載機は、1990年代から運用されているF18「スーパーホーネット」の後継となる。
海軍と国防総省はコメント要請に応じていない。
計画の遅れや資金の枯渇が発生すれば、海軍は2030年代以降、空母から運用できる近代的な戦闘機を失うことになり、艦隊の戦力を損なう可能性がある。