Abhinav Parmar Harshita Mary Varghese
[ 9月19日 ロイター] - コムキャストCMCSA.Oは、インターネット、モバイル、有料テレビ事業のXfinityを擁する同社最大の部門で人員削減を計画している。
コムキャストは1月から、本社と地域オフィスの間のレイヤーを取り除き、部門の管理を合理化するが、人員も削減する。
欧州全域でSkyブランドも運営するコネクティビティ&プラットフォーム部門は、現在、地域チームが部門長に報告し、部門長が本社とのパイプ役を務めるという3層構造の管理体制をとっている。
ロイターが入手した従業員宛のメモによると、今回の変更により、各地域のリーダーは、全国のオペレーションを統括する新役員に直属することになる。この情報筋によると、人員削減は行われるが、コムキャストはどの役割を本社に集中させるか、まだ特定作業中だという。
コムキャストはここ数年、マーケティング、法務、財務などの業務を本社レベルに集中させるなど、いくつかの改革を行ってきた。
同社はまた、地域別料金設定から全国的な料金設定に移行し、都市や州によって異なるインターネット料金を廃止し、全米の顧客に提供するサービスを標準化した。
同社は4月中旬、Xfinityインターネット・サービスの解約を食い止めるため、新規ブロードバンド顧客向けに5年間の料金ロックとともに新しい料金プランを提供した。
今回の人員削減のニュースは、AT&TT.N、TモバイルTMUS.O、ベライゾンVZ.Nといったワイヤレスの競合他社に加入者数を奪われている同社が、ブロードバンド事業の立て直しに取り組む中で飛び込んできた。
同社は従業員へのメモの中で、カスタマーサービスや小売業など、顧客をサポートする第一線のチームには影響はないとしている。影響を受けるポジションの数については明らかにしていない。
メモによると、「この変更は誰の貢献度を反映したものでもなく、私たちがより効果的に競争できるよう、仕事のやり方をシンプルにするためのもの」だという。