Gram Slattery Trevor Hunnicutt
[ワシントン 19日 ロイター] - 台北駐米経済文化代表処の兪大ライ代表(台湾の駐米大使に相当)がワシントンで今月前半、米大統領情報諮問委員会(PIAB)と非公式に会合を開いたことが分かった。複数の関係筋が明らかにした。
第2次トランプ米政権では、これまでで最もハイレベルの米台接触の一つとなる。
当局者によると、名目上は大統領に情報活動の有効性について助言する任務を負っているPIABは、政府全体で国家安全保障担当者が大量解雇によって疎外されていることもあり、ホワイトハウスにおける影響力の源泉として浮上しているという。
今回初めて明らかになった兪氏との会合はその兆候の一つと言えそうだ。PIABのメンバーの何人かはトランプ大統領周辺で影響力を持ち、大統領に直接話すこともできる。
PIABのデビン・ヌネス委員長はトランプ氏と特に親しいという。他のメンバーには第1次トランプ政権で安全保障担当大統領補佐官を務めたロバート・オブライエン氏らがいる。
ロイターは会合で何が話し合われたのか、また出席したPIABメンバーのリストを確認できなかった。関係筋の1人は、ヌネス氏とオブライエン氏は会合に出席していたと述べた。
台北駐米経済文化代表処とオブライエン氏はコメントを控えた。ヌネス氏が率いる「トランプ・メディア」、PIABもコメント要請に応じなかった。