
[1日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)・グローバル・リサーチは1日、米連邦準備理事会(FRB)が12月9-10日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げると予想していると発表した。労働市場が弱いことや、最近の政策当局者らによる早期利下げを示唆する発言を理由とした。従来は据え置きを予想していた。
現時点ではさらに、2026年6月と7月の2回、25bpの利下げが行われ、最終的に政策金利は3.00%─3.25%になると見込んでいる。同社の アナリストはリポートで、「来年の追加利下げ予想は議長の交代によるもので、経済見通しによるものではない」と述べた。
先週の報道によると、米ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長が次期FRB議長の最有力候補に浮上しているもよう。
CMEのフェドウオッチによると、市場は12月に25bpの利下げが行われる確率を87.6%と織り込んでいる。