[ 9月12日 ロイター] - モルガン・スタンレーは金曜日、8月の米消費者物価が過去7ヶ月で最も上昇したとのデータを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が今年開催される3回の会合すべてで利下げに踏み切るとの見通しを示した。
同ブローカーはこれまで、9月と12月にそれぞれ 1回、25 ベーシス・ポイントの利下げを予想していた。
FRBは来週の政策決定会合で、2024年12月の25ベーシス・ポイントの利下げ以来となる新たな緩和サイクルを開始するとの見方が強い。
先月、パウエルFRB議長は 9月16-17日の政策決定会合で、労働市場リスクの高まりを理由に、 (link) 、利下げの可能性を示唆 したが、一方でインフレは依然として脅威であると警告した。
モルガン・スタンレーは、市場環境はFRBが中立的な政策スタンスに向けてより迅速に動く余地を与えていると述べた。
ウォール・ストリート・ブローカーによると、FRBは来週から1月にかけて4回連続で25BPの利下げを実施し、2026年4月と7月にさらに2回の利下げを実施する可能性が高いという。
CMEのフェドウォッチ・ツールによると、トレーダーは来週25ポンドの利下げが実施される可能性を92.7%、50ポンドの大幅利下げが実施される可能性を7.3%と見ている。
軟調な8月労働統計の後、スタンダード・チャータードは (link) 、今月のFRBによる50bpsの利下げを予想する唯一のブローカーとして浮上 し、より広範なコンセンサスと乖離した。