Juby Babu Krystal Hu
[12日 ロイター] - 人工知能(AI)向けクラウドサービスのコアウィーブCRWV.Oが12日発表した第2・四半期決算は、AIの急速な普及に伴うクラウドサービス需要の高まりで売上高が市場予想を上回った。ただ、赤字幅が予想より大きかったため、株価は時間外取引で一時10%急落した。
売上高は12億1000万ドルで予想の10億8000万ドルを超えた。6月末時点の受注残高も301億ドルと、3月末の259億ドルから増加した。
一方、営業費用は前年同期の3億1770万ドルから11億9000万ドルに急増。純損益は2億9050万ドルの損失となり、赤字幅がLSEGのまとめたアナリスト予想の1億9060万ドルを大きく上回った。
通期の売上高見通しは51億5000万─53億5000万ドルと、従来の49億─51億ドルから引き上げた。
マイケル・イントレーター最高経営責任者(CEO)氏は「AI需要の前例のない急増に応えるべく急速に規模を拡大している」と説明。「制約となっている要因はさまざまだが、足元における最大の課題は顧客が求める規模のインフラを提供するための電力供給設備の確保だ」と述べた。