
[ 2月4日 ロイター] - モルガン・スタンレーは火曜付のリポートで、地政学的リスク・プレミアムが持続するとしながらも、今年後半には1バレル=60ドルを下回ると予想しており、当面のブレント相場見通しを引き上げた。
同行は2026年第1・四半期のブレント予想を57.5ドル/バレルから62.5ドル/バレルに引き上げた。また、世界的な紛争によるリスクは長期化する可能性があるとして、第2・四半期の見通しを55ドル/バレルから57.5ドル/バレルに引き上げた。
しかし、26年後半と27年前半のブレント相場見通しは据え置いた。同行は、主要な価格決定国における在庫増加が価格の重荷となり、今年後半にはコンタンゴ相場構造になると見ている。
一方、ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュート(WFII)は年末の原油価格見通しを下方修正し、ブレントが1バレル=65─75ドルと、従来の70─80ドルのレンジを下回ると予想した。
WFIIはまた、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の予想も、世界的な供給過剰が価格の上昇を制限する可能性が高いとして、従来の65─75ドルから60─70ドルに引き下げた。
「世界的な供給過剰と生産能力の余剰という逆風が、需要拡大による潜在的な影響を覆い隠し、価格を抑制する可能性が高いとわれわれは考えている」と、WFIIは水曜日のリポートで述べた。
ブローカー/機関 | ブレント | WTI | 26年時点の予想 | ||
26年 | 27年 | 26年 | 27年 | ||
ウェルズ・ファーゴ投資研究所* | 65─75ドル | 60─70ドル | 2026年2月4日 | ||
JPモルガン | 58ドル | 57ドル | 54ドル | 53ドル | 2025年11月24日 |
マッコーリー | 61ドル | ─ | 57ドル | ─ | 2025年9月30日 |
コメルツ銀行 | 60ドル | ─ | 57ドル | ─ | 2025年11月11日 |
ゴールドマン・サックス | 56ドル | ─ | 52ドル | ─ | 2025年12月18日 |
バークレイズ | 65ドル | ─ | ─ | ─ | 2025年12月11日 |
HSBC | 65ドル | ─ | 62ドル | ─ | 2025年4月15日 |
BofA | 60ドル | ─ | 57ドル | ─ | 2025年12月18日 |
シティ | 62ドル | ─ | ─ | ─ | 2025年12月11日 |
ドイツ銀行 | 72ドル | ─ | ─ | ─ | 2025年10月13日 |
モルガン・スタンレー | 70ドル | ─ | ─ | 2025年1月13日 | |
UBS | 67ドル* | ─ | ─ | ─ | 2026年1月5日 |
*は期末予想
#は現時点のものであり、修正時期を示すものではない
ロイターの最新月次世論調査による原油価格予測の表は、OILPOLLを参照。