
[3日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスとオーストラリアのマッコーリーは3日、2026年のニッケル平均価格の見通しについて、インドネシア政府の生産抑制方針を理由に上方修正した。ニッケルは蓄電池用金属として不可欠な資源で、世界最大の産出国のインドネシアの鉱石供給量が引き締まるとの観測に基づいている。
インドネシアのバフリル・エネルギー・鉱物資源相は昨年12月中旬、生産削減を公約しニッケル価格が反転上昇した。エネルギー・鉱物資源省の当局者は1月24日、26年の年間採掘許可量を25年の3億7900万トンから2億5000万トン─2億6000トンに削減することを認めた。
ゴールドマン・サックスは26年の1トン当たりのニッケル平均価格の見通しを従来の1万4800ドルから1万7200ドルに引き上げた。鉱石の供給縮小が相場を下支えし、26年第2・四半期は1万8700ドル前後に達する可能性があると述べた。
一方、マッコーリーもニッケル平均価格の見通しを上方修正し、26年のロンドン金属取引所(LME)の価格予測を従来の1万5000ドルから1万7750ドルに引き上げた。インドネシア政府がニッケル価格を1万8000ドル前後に維持することを目標に、採掘割り当て政策を微調整していくと推測しているという。