
[29日 ロイター] - スイス金融大手UBSは29日、投資増加に伴う予想以上の需要を理由に、2026年3・6・9月の金価格目標を従来の1オンス=5000ドルから6200ドルに引き上げた。
ただ、米国の中間選挙後となる26年末までに5900ドルに小幅下落すると予想した。
金価格は26日に初めて5000ドルを突破。一連の地政学・経済的不確実性に伴う力強い購買ペースに支えられ、今月は約24%上昇している。
スポット金価格は29日、取引序盤に1オンスあたり5594.82ドルの過去最高値を記録した後下落した。
UBSは、米国の実質金利低下、世界経済のリスク、中間選挙と財政ストレスの高まりを巡る米国内政策の不確実性を背景に、中央銀行による金購入の持続、上場投資信託(ETF)からの流入増、金地金・コイン需要の増加を予想した。
金価格の上昇シナリオとしては1オンス=7200ドル、下落シナリオとしては4600ドルを想定。タカ派的な米連邦準備理事会(FRB)の姿勢が下振れリスクを高める可能性がある一方、地政学的緊張の高まりが価格上昇を促す可能性があると指摘した。