
Andreas Rinke
[ベルリン 22日 ロイター] - 欧州連合(EU)の外交筋は22日、ロイターに対し、EUが南米の南米南部共同市場(メルコスル)と署名した自由貿易協定(FTA)について、早ければ3月にも暫定的に適用が始まるとの見通しを示した。
欧州議会は21日、同協定についての法的意見を欧州司法裁判所(最高裁に相当)に求める決議を可決し、発効は2年遅れる可能性が浮上している。
外交筋は「最初のメルコスル加盟国が批准すれば、暫定的に適用されるだろう」と述べ、3月にパラグアイが批准する可能性があると付け加えた。
これに先立ち、フランス政府報道官のモー・ブレジョン氏はCニュース・TVで、「ストラスブール(欧州議会)の採決を踏まえると、EUが暫定的な適用を強行すれば民主主義の侵害に当たる」と述べた。
フランスのテンサイ農家ロビー団体CGBのフランク・サンダー代表もロイターに対し、暫定適用は「民主主義の否定だ。受け入れられない」と反対を表明した。