
[モスクワ 20日 ロイター] - カザフスタンにある世界最大級のテンギス油田での原油生産が18日に停止し、さらに7―10日間にわたって操業停止が続く可能性があり、カザフスタンから黒海に至る原油パイプライン「カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)」を経由した原油輸出が減る見通しだ。業界関係者3人がロイターに明らかにした。
油田を運営するテンギスシェブロイル(TCO)は19日、電力供給の問題によりテンギス油田とコロレフスコエ油田での生産が停止したと発表。カザフスタンの国営石油・ガス企業カズムナイガスによると、GTES-4発電所で18日に起きた火災でタービン変圧器2基に被害が出た。
ある関係者は、TCOの生産量は週末まで減るが、これが2月まで続く可能性もあると述べた。3人によると、TCOはCPC経由で輸出する船舶5隻、計約60万―70万トンの出荷をキャンセルした。これらは1―2月にCPCの黒海ターミナルから出荷予定だった。
TCOの権益の50%を握っている米石油大手シェブロンCVX.Nも、予防措置としてTCOがテンギス油田とコロレフ油田での生産を一時停止したことを認めた。TCOの権益は他に米エクソンモービルが25%、カズムナイガスが20%、ロシア石油大手ルクオイルが5%をそれぞれ握っている。