
Valerie Volcovici
[ワシントン 16日 ロイター] - 米エネルギー省のライト長官は16日にロイターに対し、米石油大手シェブロンCVX.Nの南米ベネズエラでの原油生産拡大の認可に向けてできるだけ迅速に動いていると語った。
ライト氏は、シェブロンが原油の代わりに現金でベネズエラ政府へのロイヤルティーや税金を支払うことを認める計画だと表明。これにより、シェブロンはベネズエラで生産する原油の全量を販売できるようになり「同社は即座に、原油販売業者となる」と説明した。
シェブロンの現在の認可はベネズエラ政府に原油でロイヤルティーや税金を支出する仕組みになっており、輸出できるのは同国で生産する原油の約半分に事実上制限されている。
トランプ米政権はベネズエラのマドゥロ大統領を拘束して大統領から引きずり下ろした後、最大5000万バレルのベネズエラ産原油を米製油企業などに販売する計画を発表した。
ロイターは、シェブロンがベネズエラでの原油生産と輸出の拡大が可能になる認可を間もなく取得すると報じていた。
シェブロンはこの件に関するコメント要請に即座には返答しなかった。
ライト氏は、マドゥロ政権崩壊前に米国がはるかに高い価格でベネズエラ産原油を買っていたと主張。原油を1バレル当たり60ドルで販売し、うち約31ドルをベネズエラ側が得ていたと説明した。
現在のベネズエラ産原油価格については「(1バレル当たり)約15ドルの割引価格で販売できる。つまり原油1バレル当たり45ドルで入手できる」と話した。
16日のブレント原油価格は1バレル当たり64.13ドルで取引を終え、前日より0.37ドル上昇した。
ライト氏はまた、米国がベネズエラ産原油の売却益を管理するために中東カタールの銀行口座に設けたことを認めた。ライト氏は「これはただの現実的な対応だ」とし、米国が最終的には米銀行を通じて口座を管理することを望んでいると強調した。