
[6日 ロイター] - 米金融大手モルガン・スタンレーは5日付のリポートで、金価格XAU=が2026年第4・四半期までに1オンス当たり4800ドルに達するとの予測を示した。金利低下と米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の交代、中央銀行やファンドによる買い入れが金価格を押し上げるとみている。
トランプ米大統領がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束し、同国を運営すると宣言するなどの地政学的なリスクも、比較的安全な資産としての金の買いを誘発する可能性があると指摘した。
金地金は25年12月26日に一時1オンス4549.71ドルと過去最高値を更新。1年間としては前年より64%上昇し、1979年以来46年ぶりの伸び率となった。
銀 XAG=については25年に供給不足の峠を越えたとしつつ、中国が26年初めに施行した輸出許可要件が「銀のリスク上昇要因」になったとした。
銀価格は25年に147%上昇して年間で最大の伸び率となった。産業と投資家の旺盛な需要、構造的な供給不足が相場を押し上げた。
リポートは、ベースメタルの中ではアルミニウムと銅の購入を推奨している。どちらも供給面の課題に直面する中で需要が増加しており、「インドネシアを除く地域でアルミの需給が逼迫し、米中西部のアルミのプレミアム(上乗せ)価格は米国による買い戻しの可能性を示唆している」との見方を示した。